映画館について

はじめに

映画と言えば、誰もが映画館を連想する。

あの巨大なスクリーン。

そして、迫力満点の臨場感を出してくれるサウンド。

観る物、聞く物全てが自分と一体化して

あたかも、自分が映画のヒロインになったような感覚を与えてくれます

ここでは、そんな感動を与えてくれる「映画館」について

いろいろみていこうと思います。



アンケートに答えてもらいました

あなたにとって映画館の良い所はどこですか?

・巨大スクリーンやスピーカーによって映画の臨場感や迫力が観客によく伝わる

・高いお金を払ったぶん集中して見れ、内容を十分把握できたりする

・レンタルより早く見れる

・何といっても大きな画面で臨場感のあるサラウンド。

・雰囲気などがいい。

・パンフレットなどが買える

・皆に自慢が出来る?!

・映画館で見た映画はレンタルで借りて観た映画よりはっきり印象に残ってる。

・ついつい最新の映画をみたくなって見に行ってしまう

・映画館でしか味わえないスケールがある

 特にスケールのデカさが売りの、アクション映画やSF、ファンタジーなどは

 映画館のスクリーンで観た方が絶対良い。

・どんなに良いホームシアターを作っても、大型映画館の迫力にはかない。


【コメント】

巨大スクリーンや臨場感のあるサウンドと答えた人が圧倒的でした (納得。。

確かに映画館で観る時は、早く観たい!という気持が大きいかもしれないですね


あなたにとって映画館の悪い所はどこですか?

・非常に疲れやすい。

・公開した後ビデオ・DVDでレンタルや販売などがあるので、チケット代がムダになる。

・トイレに行きたくなってもストップできないことかな・・・。

・巻き戻しや一時停止ができない。

・他の客の咳払いや話声が迷惑。

・好きな時間に見れない。

・ゴロゴロしながら見れない。

・わざわざ映画館まで行かないといけない。

・うるさい奴がいると集中できない

・時間が決められている

・風邪が移り易い

・ポップコーンが飛んでくる

・疲れ易い

・手軽にみれない


【コメント】

うむ。やっぱり悪い所の方が多かったですね

予想どうりと行ったところでしょうか。。。

特に!一番多かったのが「トイレ」関係の問題ですね (笑

これは、誰でも経験があるんじゃないでしょうか。

そう、、、映画館って迫力や臨場感が良いのだけど

欠点が多いんですよね。



映画館での新たな発見

大勢の他人と一緒に見る事で

映画によってはコンサートのような連帯感?や共感が生まれる

(同じ場面で笑ったり泣いたり。)して、自分と他人の感覚の違いに気付く事もできます。

たまに、変なところで笑ってる人とかいますからね。。。(笑

他の人と違う反応をする人が居た場合は

人それぞれのツボがあったりします

例えば、字幕で表現されてない英語のジョークに気付いた人だったり

その作品世界に詳しい知識人が(一般人には解らない深い内容)を

理解し思わず感嘆の声をあげてしまったり。

そういった些細なところを楽しめるようになれば

よりいっそう、映画館で映画を観賞する事が楽しくなるように思えます

あなたも映画館で新たな発見を見つけて見てください

結構、面白いものですよ (笑


スクリーンについて

初期の映画のスクリーンは1:1.37サイズのスタンダードサイズでした。

TVの普及や映画の流れなどで様々なサイズが開発されています

スクリーンのサイズは一般には映像がスクリーンに映った時の縦横比の事を言います

映画館によってはスクリーンが大きかったり 小さかったりしますが基本的にはスクリーンに映し出されている

映像の大きさは同じです。

スタンダードサイズ(1:1.37(縦:横))

今では殆ど使われることはありません

昔の白黒映画などにたくさん利用されていました

ビスタ・サイズ(1:1.85(縦:横))

現在最も主流のサイズで殆どがビスタサイズで製作されています。

ワイドテレビと縦横比はほぼ同じです。

主流になった理由は、テレビやビデオの影響が大きく

今では映画館上映が終って半年から一年程度で

レンタルビデオ店でレンタル出来るようになったからです



ドルビーサウンドについて

ドルビーサウンドは劇場用4チャンネルの立体音声で

センター・右・左・リアで構成されています。

センターには台詞、左右はサウンドトラックとエフェクト

リアはエフェクトが割り当てられています。

既に開発されていたノイズリダクションと掛け合わせることにより

映画の音声分野に大革命を起こしました。

そして1980年代に入るとこのドルビーサウンドを発展させ

ドルビーSR(Spectral Recording)が開発されました。

ドルビーSRは、ドルビーサウンドの音域を広げたもので

スケール感のあるダイナミックサウンドが劇場で楽しめるようになりました。

1980年代後半に入ると劇場用ドルビーサウンド及びドルビーSRを

家庭でも楽しめるように民生用の技術を開発しました。

これにより現在発売されているドルビー映画の

ビデオテープ、レーザーディスクにはドルビーデータが

エンコードされており、誰でも簡単に家庭で立体音響が楽しめるようになりました。



ドルビーデジタルについて

デジタル圧縮技術により完全セパレート6チャンネルの独立立体音声を

35mmフィルムに記録することが可能になりました

これにより、センター・右・左・リア右・リア左、・低音の6チャンネルを

同じ音量で再生させることにより、

アナログ方式とは比べ物にならないダイナミックな立体音響を制作

再生させることが可能になりました。

ドルビーデジタルの特徴

圧縮技術

音声は、35mmフィルムのスプロケット・ホールの間にデジタル圧縮記録されています

6チャンネルのダイナミックレンジをアナログでフィルムに記録することは

物理的に不可能です。

そこで、ドルビー社は小さな面積に記録する高密度圧縮技術(Audio Coding 3)を開発。

これにより、わずかなスペースに膨大な情報を詰め込むことが可能になりました。

ノイズ・リダクション

ドルビー社の30年間のデータ蓄積から開発された雑音除去システムです。

音がないときのサーというノイズを限りなくなくす技術です。

この技術は心理的に観客の感情を煽るとき有利に働きます。

このほかにも大量の効果音のノイズ除去も行っています。

立体音響

6チャンネルという理想的な立体音響の音場を構築することにより

映像だけでは表現することの出来ない雰囲気を作り出すことが可能になりました。

例えば、激しい戦闘シーンでは、銃弾が左後から観客の耳をかすめて前方に飛んでいきます。

これにより限りなくリアルな臨場感が生まれます。